こんにちは!
高槻市の骨盤矯正、交通事故プロの紺屋町整骨院です🙂
⚾️野球肘(やきゅうひじ)
主に野球のピッチャーや投手に多く見られる肘の障害の総称です。特に成長期の子どもや、過度に投球を繰り返す選手に起こりやすく、肘の内側・外側・後方のいずれかに痛みや違和感が生じます。
⚪︎野球肘の種類
野球肘は痛みが出る部位によって、大きく3つに分類されます。
① 内側型野球肘(内側上顆炎)
• 最も一般的なタイプで、肘の内側(小指側)に痛みが出る。
• 投球動作の際、肘の内側に強い引っ張り(牽引)ストレスがかかることで発生。
• 靭帯や腱の損傷、成長期では骨端線障害(骨の成長部分の損傷)が起こることも。
② 外側型野球肘(離断性骨軟骨炎)
• 肘の外側(親指側)に痛みが出る。
• 骨と軟骨が圧迫されて損傷し、重症化すると関節内の軟骨が剥がれ(遊離体)、手術 が必要になることもある。
• 成長期の選手に特に注意が必要で、放置すると将来的に関節症へ進行する恐れがある。
③ 後方型野球肘(肘頭障害)
• 肘の後ろ側に痛みが出る。
• 投球時に肘を伸ばす際、肘頭(ちゅうとう)が骨同士で衝突し、炎症や骨棘(こつきょく:骨のトゲ)ができることがある。
• 重症化すると骨が剥がれることもあり、可動域制限につながる。
⚪︎原因と予防策
原因
• 過度な投球(特に少年野球での投げすぎ)
• フォームの問題(肘に過剰な負担がかかる投げ方)
• 筋力不足や柔軟性の低下(肘や肩の安定性不足)
予防策
• 適切な投球制限(少年野球では「1日○球まで」などの制限を守る)
• 正しいフォームの習得(肘に負担のかからない投げ方を指導)
• 十分なウォームアップとストレッチ(特に肩・肘・前腕の柔軟性を高める)
• 体幹や肩周りの筋力強化(全身を使った投球を意識)
• 異常を感じたらすぐに休む(痛みがある状態で無理に投げない)
⚪︎治療法
• 軽症の場合:投球の中止・安静・ストレッチ・リハビリで回復
• 重症の場合:手術(骨軟骨の剥離や靭帯損傷がある場合)
野球肘は、早期発見と適切なケアで予防・回復できることが多いです。無理せず、長く野球を楽しめるように気をつけましょう!
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